「しんぶん赤旗」2021/4/2
福岡県難民弁護団 大村入管センターに声明文
 福岡難民弁護団と長崎県大村市内の支援者らは30日、大村入国管理センター(大村市)に対し、新型コロナウイルス感染拡大の現状を受けて、「コロナ禍が収まるまで、大村入管に収容されている外国人のうち希望者全員をただちに開放すること」などを求める声明文を提出しました。

 同弁護団の稲森幸一弁護士が対応した職員に手渡しました。声明は、今年2月、東京出入国在留管理局の施設内でクラスターが発生したことを示し、入管内部は「三つの密」が起きやすい場所であり、国際機関からも施設からの解放を強く求められていると主張しています。

 収容者の支援を続けている、長崎インターナショナル教会の柚之原寛史牧師は「施設内には、6年、9年の長期収容者がいる。基礎疾患もあり、彼らが感染したら命を奪われる」と訴えました。