「しんぶん赤旗」2021/5/14
南部地区委員会 コロナ対策で市に要望
 長崎県が長崎市に対して県独自の緊急事態宣言を発令したことを受け、同県の日本共産党南部地区委員会は11日、田上富久市長宛てに緊急申し入れをしました。牧山隆委員長、内田隆英、中西敦信、大石史生の各市議が参加しました。

 申し入れでは、市民の生命と健康、暮らしを守ることを最優先に、科学的根拠を持って、市民の納得を得て進めるよう求めるとともに▽自粛要請などの対象になっていない事業所への支援や低所得者の暮らしを支えるための給付金支給▽医療機関への財政支援▽子どもの学びの場を補償する場である市立図書館などの開館▽東京オリンピック・パラリンピックの中止を決断し、新型コロナ対策に集中するよう政府に要請する―などです。

 申し入れにあたり牧山氏は「力を合わせてこの事態を乗り越えていきたい」と語りました。

 市議団は、週1回のスクリーニング検査の対象拡充や、コロナ陽性で困窮する市民への即座に届く支援なども要望。オリ・パラ大会は中止し、国が責任をもって対策するべきだと強調しました。

 応対した山口典昭危機管理監は「現状は感染しても入院させられない事態」だと危機感を示し、要望については検討していきたいと答えました。