「しんぶん赤旗」2021/3/9
長崎県政と日本共産党
 長崎県議補選・諫早市区(定数2)が19日告示(3月28日投票)されます。4人が立候補する見通し。日本共産党は本山としひこ候補(59)=新=が諫早選挙区での初議席をめざします。

 長崎県は、「財政的な余力がない」ほど、財政が厳しい中、大型公共事業推進に血道を上げています。

 「新幹線」は長崎から武雄まで、わずか66`の「長崎だけ新幹線」を推進。武雄―博多間は特急に乗り換えとなります。戦後の日本で初めて人が住む家や土地を強制収用し建設を強行する「石木ダム」。約50人の地元住民の人権を踏みにじっています。「『ハウステンボス』へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致」では、コロナ禍であるにもかかわらず誘致の手続きを着々と進めています。

 本山候補は「石木ダム、カジノ誘致を止めて、コロナ対策とくらし応援に全力を」と訴え、「PCR検査を病院、高齢者施設などで繰り返し行う『社会的検査』を実施し、感染の拡大を防止する。その費用を国に求めていく」と述べています。

 脳性マヒで生まれ、車イス生活を送る本山候補は「障害者に優しい社会は、みんなに優しい社会」だと▽子ども・障害者の医療費は窓口での支払いなしに▽国に対し核兵器禁止条約への参加を求める▽諫早湾干拓問題で話し合いの場を―と訴えています。