「しんぶん赤旗」2021/4/20
長崎市で「学生応援!ながさき0円いちば」
 日本民主青年同盟長崎県委員会(筒井涼介委員長)が中心となり、コロナ禍で困窮する学生を支援しようと「学生応援!ながさき0円いちば」が18日、長崎市内の公園で実施されました。前回支援を受けた学生が、今回はスタッフとして参加するなど、スタッフの輪も広がっています。

 約60人の学生が来場。テントが張られた会場には、とれたての新玉ネギ、みかん、米、レトルト食品、生理用品などが並びました。

 大学3年の女子学生は「母子家庭ですが、コロナ禍で母親の仕事が休業になり、自分のバイトもなくなるなど、厳しい時期がありました。今は少しマシになりましたが、奨学金を受け、生活費も自分でまかなっているのでとても助かります」と話しました。

 教員採用試験に向け猛勉強中という女子学生(4年)は「勉強が大変でバイトができず、本当に嬉しい」と述べ、大学院1年の男子学生は「院生になり、勉強と研究の時間が増えた分バイトが減り助かります」と語りました。

 アンケートには、「生理用品があってありがたかった」「お米が助かります」の声や、「コロナのせいで1年の時は友達ができなかった」(2年)などの回答もありました。

 スタッフの学生は、「コロナ禍で学生が交流する場が減っている中、『0円いちば』が交流の場になっていると感じた」と話しました。