「しんぶん赤旗」2021/10/9

まじま省三候補が石木ダムの座り込み現場を激励

 日本共産党のまじま省三衆院九州・沖縄ブロック比例候補は7日、長崎県と佐世保市が川棚町に強行する石木ダム建設事業の現場に駆け付け、抗議の座り込みを続ける地元住民らを激励しました。県は、県道の付け替え道路工事に加え、先月8日から本体工事に着手しています。

 現場では工事が強引に進められ、「森のレストラン」と呼ばれていた、住民らがつくった休憩用テント周辺の木立がすべて伐採されていました。

 まじま候補は、座り込みが続くテントで住民や支援者らと懇談。議員時代、国会で何度も石木ダム問題を取り上げ追及してきたことを紹介し、「石木ダムは、私の国会活動の原点。この4年間本当に悔しかった。何としても再び国会に戻り、みなさんと一緒にたたかいたい」と力を込めました。

 さらに、衆院選に向けた野党の共通政策を紹介し、「今度の選挙で政権交代し、石木ダム建設も中止させるために頑張りたい」と決意を語ると、大きな拍手が起こりました。

 ダム建設予定地に立つ通称「団結小屋」に週3日通う住民の松本マツさん(94)とも懇談。「一緒にここで過ごした仲間も亡くなってしまった。ここは、このままにしておいてほしか」と語りました。