「しんぶん赤旗」2021/8/7
2021年原水爆禁止国民平和大行進長崎終結集会
 2021年原水爆禁止国民平和大行進が6日、長崎市の爆心地公園に到着しました。この夏最高の暑さのなか、汗びっしょりで歩き終えた約60人を迎え、集結集会が開かれました。

 里正善現地実行委員長が歓迎のあいさつをし、中村法道知事がメッセージを寄せました。長崎原爆資料館の篠崎桂子館長が「生まれたばかりの核兵器禁止条約を世界の共通ルールに育て、核廃絶を実現するため私たち市民社会が連帯し、これまで以上に粘り強く声をあげていくことが必要」との田上富久市長のメッセージを代読しました。

 田中重光長崎被災協会長は、日本世論調査会のアンケート調査で「核兵器禁止条約に日本政府は参加するべき」と答えた人は71%に上ったと紹介。「政府は国民の声を真摯に受け止め、戦争被爆国としての責務を自覚し、条約に署名・批准して核兵器のない世界の実現の先頭に立つべきだ」と訴えました。

 最後に「長崎のうたごえ協議会」の伴奏で「青い空は」と「折り鶴」を合唱しました。

 大阪から故郷長崎に戻ってきたばかりの内田知也さん(29)=団体職員=は「長崎で初めて平和行進に参加できてとても嬉しかった。歩くことで少しでも非核や平和の思いが市民に伝われば」と話しました。

 日本共産党の安江あや子衆院長崎1区候補と中西敦信市議がともに歩きました。