長崎県委員会独自記事 2021/6/30
長崎県原水協が定期総会 日本原水協の安井事務局長が講演
 原水爆禁止長崎県協議会は13日、2021年度定期総会をオンラインで開きました。日本原水協の安井正和事務局長が「核兵器禁止条約を力に、核兵器のない世界へ前進を」と題して記念講演をしました。

 安井氏は、オーストリアのトーマス・ハイノッチ大使の「禁止条約は、核兵器のない世界達成への唯一の保証であり、希望の光」との言葉を引用し「このことを共通の確信にしたい」と語りました。

 日本が禁止条約に参加すれば「北東アジアの非核平和の確立に大きく貢献する」と強調。世論調査では国民の7割が「禁止条約に参加すべき」としており、「日本政府に禁止条約の署名・批准を求める署名」の重要性を訴えました。

 総会では大矢正人代表理事が主催者として、「今年は、禁止条約元年。新しい時代にふさわしい運動が求められており、国民的共同を担う原水協へと組織を発展させることが大事」だと述べました。

 田中重光・長崎被災協会長があいさつし「核保有国は核兵器の新しい開発に熱を上げ、核廃絶は待ったなしの状況だ」と語りました。