ストップ・カジノ！長崎県民ネットワーク」が署名、宣伝行動

　長崎県と佐世保市が進める同市のテーマパーク「ハウステンボス」へのカジノを中核とする統合型リゾート施設（ＩＲ）の誘致に反対する「ストップ・カジノ！長崎県民ネットワーク」（県民ネット）は１４日、長崎市内の繁華街でＩＲ誘致反対の署名・宣伝行動に取り組みました。

　１０人が参加し、「ハウステンボスにカジノはいらんばい」と書かれた横断幕やプラカードを掲げ、署名への協力を呼びかけました。

　「県民ネット」の新木幸次事務局長は、５２０２人分の署名とともに「長崎県へのＩＲ誘致と区域認定申請の中止を求める請願」を今議会に提出したことを報告し、「総務委員会の審議では、活発な論議もなく１人の議員の賛成のみで不採択となった。審議らしい審議もなく、県民に意見を聞く場も全くない。こんなことで本当にいいのか」と訴えました。

　駆け寄って署名する人も多く、代の夫婦は「カジノはいらん。こんなことにお金を費やすのではなく、コロナで困っている人や子どもたちが喜ぶことに使ってほしい」とサインしました。

子どもを連れた女性（５４）は、「ハウステンボスには昔よく行っていたけど、ギャンブルは大嫌いなのでやめてほしい。カジノが来たら子どもを連れて行こうとは思わない」と話しました。