「しんぶん赤旗」2021/11/16

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が宣伝

 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」にカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)の誘致を狙い事業計画を進めるなか、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は16日、長崎市内の繁華街でカジノ反対の署名・宣伝行動をしました。

 県は、IRの建設・運営を任せる事業者を決定し、11月議会に整備計画の素案を提出。来年の2月議会での議決・成立を狙っています。同ネットワークは11月議会に「IR誘致と区域認定申請中止を求める」請願を提出する予定で、1人でも多くの署名を集めようと取り組んでいます。

 新婦人、県労連、民医連などから参加。マイクを握った新婦人県本部の山下優子事務局長は「ハウステンボスへのカジノ誘致は、国や行政が『大いにギャンブルをしてください』と国民に勧めるようなもの。そんなことがあっていいのでしょうか」と厳しく批判し、署名への協力を呼びかけました。

 駆け寄り署名した男性(74)は「カジノが来れば反社会的勢力が入ってくるに決まっている。そんなこと許されない」と憤りの声を上げ、76歳の女性は「カジノは賭博ですよね。家庭崩壊の元、最初からやめておくべきです。どうか頑張ってください」とサインしました。