「しんぶん赤旗」2021/11/25

「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が宣伝

 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」に、カジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)の誘致を狙うなか、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は24日、長崎市内の繁華街でカジノ反対の署名・宣伝行動をしました。1時間で99人が署名しました。

 県内では、IRの運営予定者が決定したことを受け、18日に佐世保商工会議所が開いた会員企業向け説明会に約1000人が参加するなど、IR誘致に向けた準備が着々と進められています。

同ネットワークは、26日から始まる11月県議会に「IR誘致と区域認定申請中止を求める」請願を提出する予定で、1人でも多くの署名を集めようと、今月は行動日を増やして取り組んでいます。

 新日本婦人の会、県労連、民医連などから11人が参加。「ハウステンボスへのカジノ誘致は許さない」の横断幕を掲げ、署名への協力を呼びかけました。

 路上生活者を支援する活動に参加しているという女性(61)は「ギャンブルは生活破たんにつながる。カジノに税金を使うなら、路上生活者の支援にも使ってほしい」と署名をしました。

 かつてパチンコにはまったことがあるという男性(73)は「依存症を招くカジノは怖い」と語り、「なぜ賭博を国や県が進めるのか、そこが間違っている」と憤る男性(69)が妻とともに署名しました。