「しんぶん赤旗」2021/6/17
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が署名宣伝
 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」にカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)を誘致しようとしている問題で15日、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は長崎市内のアーケード街で反対の署名・宣伝行動をしました。1時間で101人が署名しました。

 県は公募した事業者を3者にしぼり、この夏には1者を選定。来年4月までに、認可申請書を国に提出しようと準備を進めています。

 14人が参加。「ハウステンボスにカジノいらんばい」「カジノ誘致は許さない」と書かれた横断幕やのぼり旗を掲げ、署名への協力を呼びかけました。

 署名をした高校1年生の女子生徒は「ハウステンボスはお母さんとよく行く。花がきれいで自然が広がる素敵な所にばくちなんてなくてもいい」と話し、20歳の会社員男性は「ハウステンボスは若い人も好きな場所。若者が依存症になったら取り返しがつかない」とサインしました。

 行動後、同ネットワークの新木幸次事務局長は「県は事業期間を35年としており、『協定解除』には莫大な違約金を事業者に支払わねばならず、県の財政では払えるはずがない」と述べ、「今、やめさせなければ」と力を込めました。