「しんぶん赤旗」2021/4/15
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が宣伝行動
 長崎県と佐世保市による同市のテーマパーク「ハウステンボス」へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を巡り、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は13日、長崎市内の繁華街で署名・宣伝行動に取り組みました。

 県と九州経済連合会など22の組織が「九州の活性化につながるよう取り組んでいく」として「九州IR推進協議会」を発足させたことが報道されています。県は、九州全体の経済界を巻き込んでIR誘致を進めようとしており、8月にはIR事業者を決定する予定です。

 新婦人や労働組合などから10人が参加。「長崎にも全国どこにもカジノはいらんばい」と書かれた横断幕やのぼり旗を掲げ「カジノ誘致しないことを求める」署名への協力を呼びかけました。

 同ネットの新木幸次事務局長は「コロナ感染で県民が大変な状況にある中、県は着々とIR誘致を進めています。コロナ禍の影響で今やカジノは斜陽産業です。成功しないことが明らかな事業に私たちの税金を使うことを許してはなりません」と訴えました。

 駆け寄って「絶対反対」と署名する女性や「ハウステンボスには子どもたちがたくさん遊びに行く。反対です」とサインする男性(71)。65歳の女性は「ギャンブルに一般の人を巻き込むのはやめてほしい」と署名しました。