「しんぶん赤旗」2021/8/30
日本リアリズム写真集団長崎支部展開催
 日本リアリズム写真集団(JRP)長崎支部の第55回写真展が24日から、長崎市の県美術館で開催されています。8人、115点の作品が展示され、日本リアリズム写真集団の全国公募写真展「視点」の入賞作品の原画展も併催されています。29日まで。

 国軍による軍事クーデターで国民への弾圧が続くミャンマー。かつて訪れたこの国の子どもたちを撮影した、柿本実千子さんの「2006ミャンマー 彼らは無事でいるだろうか」(全3枚)。カメラの前で緊張したり、はにかんだりする子どもたちの幸せそうな表情が胸に迫ります。

 黒ア晴生さんの「ふるさと石木、守りたい」(全14枚)は、県と佐世保市が川棚町に建設を狙う石木ダム事業に反対する水没予定地住民らのたたかいを捉えた作品です。

 写真が趣味という女性(37)は鑑賞後、「色んな視点の写真があってとても勉強になった。今の時代しか撮れない写真もあるので、そこを残していくことが大事だと思った」と話しました。