「しんぶん赤旗」2021/5/28
諫早市に新型コロナ対策で緊急申し入れ 共産・立憲市議共同で
 長崎県諫早市で26日、日本共産党の中野太陽、西田京子両市議と、立憲民主党の松永隆志市議が、大久保潔重市長に宛てた、新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急の申し入れを行いました。

 申し入れ書では▽医療機関を含む事業者等への充分な対策と補償や困窮する市民への給付金等の支援。同様の取り組みを国に強く求めること▽ワクチン接種について安全第一に迅速に接種できる体制の強化。交通手段のない市民への支援▽学校・学童クラブ・幼稚園・保育園の従事者への公費での優先的なスクリーニング検査の実施▽国に対し、東京五輪・パラリンピック大会の中止を決断し、コロナ感染症対策に集中するよう要請する―など5項目です。

 松永氏は「ワクチン接種会場まで遠くて、交通手段がない高齢者がおられる」と述べ、西田氏は「障害者の就労施設の商品販売などの減収実態も調べてほしい」と求めました。中野氏は「学生も困窮しており、様々な市民の声に広く耳を傾け、市で何ができるのか考えてほしい」と訴えました。

 応対した福祉保健部の中島雄二次長は「接種会場については、もよりの診療所でも接種できるよう体制を強化していきたい」と答えました。