「しんぶん赤旗」2021/7/24
長崎で「病院・介護・保健所減らすな!いのちまもる街頭宣伝」
 東京五輪の開会式があった23日、長崎県労連は長崎市の繁華街で「病院・介護・保健所減らすな!いのちまもる街頭宣伝」に取り組みました

 照りつける日差しのもと「今すべきは、感染防止と医療、介護、保健所の充実ではないですか」と書かれた横断幕やプラスターを掲げ、参加者が次々とマイクを握り訴えました。

 乾哲夫県労連議長は「本日、中止を求める国民の声を無視し、オリンピックが開催されようとしています。国民の命をないがしろにする政府の政策を、これ以上継続させるわけにはいきません」と力を込めました。

 長崎自治労連の國貞亮一書記長は「公衆衛生を軽視し、保健所を減らし続けた国の責任は重大です。今すぐ抜本的対策を求めます」と声をあげました。

 この一年半コロナ禍で経験したことを記入し、菅首相に届ける「菅首相への手紙」も取り組まれ、道行く人に記入を呼びかけました。

 男性(72)が駆け寄って「ワクチンが早く届くようにして下さい」と記し、「70代の私もまだこれから。20代、30代の人にも早く打たないと」と語りました。

 体を壊して入院していたという男性(55)は、看護師さんの待遇が悪すぎると感じたといい、「オリンピックを開催しながら国民に我慢を強いるのはおかしい」と憤りの声をあげました。