県独自2021/10/9

2021年長崎県母親大会開催

 2021年長崎県母親大会が9日、長崎市内で開かれました。オンラインでも実施し、全体で100人を超える参加がありました。

 実行委員会から大橋由紀子さんがあいさつし、「岸田文雄首相の所信表明演説にジェンダー平等はなかった。総選挙では、私たちの命や暮らしを大切に思う代表を選びたいものです」と語りました。

 大西由紀子弁護士が、「ジェンダー平等―なぜ変わらない日本社会」と題して記念講演をしました。日本のジェンダーギャップ指数が120位と先進国で最低レベルの原因のひとつには、政治・経済分野で大きな遅れをとっているからと述べ、長崎では、女性管理職の割合が9・2%で全国の14・7%よりかなり低いなど詳しく説明。さらに、「夫婦同氏制と選択的夫婦別姓制度について」「東京医科大学の得点調整事件」などの判例を紹介しました。

 参加者から「ここまで、男女の性差別が根深くはびこっていることにがくぜんとした」などの感想が寄せられました。