「しんぶん赤旗」2021/8/31
長崎県全県地方議員研修会
 日本共産党長崎県委員会は23日、NPO法人「長崎住まい・まちづくりトラスト」の鮫島和夫理事長を迎え、全県地方議員研修会をオンラインで開きました。

 テーマは「長崎のまちづくり―自立する地域社会」。鮫島氏は「小中学校の統廃合などが進むと、いずれその地域はなくなってしまう。若者や子どもが定着する持続性を保つために何が足りないのかを考えるハードと、そこにいれば楽しいなどのソフトの基盤づくりを進めていくのがまちづくり」だと語りました。

 鮫島氏は、大事な視点として、第1次産業を地域の主要産業に位置付ける問題や、防災まちづくりへの転換など5点に渡り解説。その内、地産地消のエネルギー政策では、地域の自然エネルギー源を生かし、エネルギーを自分たちの手に確保することで、地域の新たな雇用と、財源も生み出せると述べました。

 地方議員から、「広域市町村合併の弊害について」「国境離島振興法について」などの質問があり、鮫島氏が丁寧に回答しました。

 午後からは、9月議会対策と総選挙勝利に向けた経験交流をしました。山下満昭委員長が「総選挙に勝利するために、宣伝、対話、党の自力を大きくする活動の先頭に立ち、9月4日のオンライン演説会の成功に向けてがんばろう」と提起しました。