「しんぶん赤旗」2021/9/17
「FFF長崎」が県議会に請願提出
 気候危機打開のために活動する若者たちの団体「フライデーズ・フォー・フューチャー(FFF)長崎」は15日、長崎県に「気候非常事態宣言」の発出などを求める請願書を483人分のオンラインで集めた署名とともに県議会に提出しました。日本共産党の堀江ひとみ県議が紹介議員となりました。

 FFF長崎は昨年5月に結成。今年5月から、県議会の各会派と意見交換するなど請願書提出に向け取り組みを進めてきました。

 「気候非常事態宣言」は、世界的規模で深刻化する気候変動に対応しようと、各国の議会や自治体で広がっているもの。請願書提出後、記者会見したFFF長崎代表の岩瀬愛佳さん(17)は「私たちの思いはただ一つ大好きな長崎を守りたい。そのために色んな枠を超えて連帯していくことが不可欠で、県民一人一人がその当事者で、実行者であるという認識が必要。だから非常事態のアラームを鳴らしたい」と語りました。

 この活動で得たものはとの質問に「今まで政治とは無関係で、自分の生活のどこに繋がっているのかわからなかった。各会派の議員と話す中で、私たちの生活一つ一つに政治は結びついていると感じた」と話しました。

 松尾咲希さん(16)は「私たちが気候危機を止められる最後の世代だと思う。私たちの手で私たちの未来を変えたいという思いがあって請願を提出した」と語りました。

 請願は9月議会に提案され、審議されます