「しんぶん赤旗」2021/12/8

「長崎県九条の会」が学習会

 「長崎県九条の会」は5日、フランスへの研究留学から帰国した、長崎大学経済学部の井田洋子教授を迎え、「フランスのコロナ禍を過ごし考えたこと」と題した学習会を長崎市で開きました。

フランスは医療費削減などを続けてきたが、コロナ感染の広がりの中で、医療従事者の給与を大幅に引き上げるなどの待遇改善を図り、一時休業した従業員には企業が70%を補償し、企業に対して国が100%の補塡(ほてん)を行うなど、安心して休める状況をつくったことなど紹介しました。

 これに対して日本政府はPCR検査に消極的で、オリンピック開催を優先し、補償なき自粛要請など、弱い人々に犠牲を強いる政策をとり続けたと指摘しました。

 学習会では「改憲と9条破壊阻止のため、決意を新たに立ち上がられることを訴えます」との、11月12日に出された「九条の会」の声明の一部が読み上げられ、奮闘をと呼びかけられました。