「しんぶん赤旗」2021/2/10
核兵器禁止条約発効後初めての「6・9行動」
 長崎県原水協は9日、核兵器禁止条約発効後初めての「6・9行動」を長崎市の平和公園で取り組みました。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、市内に県独自の「特別警戒警報」が出されているため、署名行動は取りやめ原爆パネル展とスタンディングを実施しました。

 「核兵器禁止条約に日本政府は署名・批准を」と書かれた横断幕が掲げられ、参加者13人が原爆パネルとともにスタンディング。「長崎うたごえ協議会」のメンバーが「九条は宝」「核廃絶の列車でGO」「花はどこへ行った」などをギター演奏にのせて合唱しました。

 県原水協の大矢正人代表理事は「今年は、日本政府を禁止条約に参加させる出発の年になる。NPT再検討会議、第1回締約国会議もあり、被爆県長崎としてどんな取り組みを準備していくのかが重要な課題」と述べ、長崎での「ヒバクシャ国際署名」50万人達成を確信に大きな国民的運動をつくっていきたいと決意を語りました。

 原爆が投下された11時2分に、公園内に建立されている「長崎の鐘」が被爆者らの手で打ち鳴らされ、全員で黙とうしました。