「しんぶん赤旗」2020/5/29
安倍政権による検察人事・捜査への介入を許さない
長崎の市民団体が集会
 安倍政権による検察人事や捜査への介入を許さないと27日、長崎市の鉄橋(てつばし)で市民団体の約70人が集まり、「長崎市民集会」を開きました。

「憲法改悪阻止長崎県共同センター」と「戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会」の2団体が呼びかけたもの。

 参加者は「警察庁法改正案は廃案に」「検察に介入するな」などのプラカードや横断幕を掲げアピールしました。

 集会で「憲法改悪阻止県共同センター」の山下優子さんは「コロナで苦しむ国民を愚弄するかのように、賭けマージャンをしていた黒川弘務・前東京高検検事長を私たちは許すことができない。軽い処分で退職金6000万。開いた口がふさがらない」と批判しました。

 野党から立憲民主党、社民党、日本共産党の代表が発言。日本共産党の中西敦信市議は「圧倒的な世論の力で、検察庁法改正案の今国会成立を断念に追い込んだことは、まさに、民主主義の底力が示された画期的な結果」と指摘。「コロナのその後の社会を、格差と貧困をなくし、持続可能な社会にしていくうえでも、市民と野党の共闘が大事です。日本共産党もみなさんと力をあわせていきたい」と訴えました。

 参加者一同で採択した集会アピールを首相官邸などに送りました。