「しんぶん赤旗」2020/8/10
広がった「平和の波」 長崎で終結集会
 原水爆禁止世界大会実行委員会は、核兵器廃絶を求めて6日から国内外で取り組まれていた「平和の波」行動の終結集会を9日、長崎市の爆心地公園で開きました。約30人が参加しました。

 原水爆禁止世界大会実行委員の乾哲夫さん(県労連議長)が「平和の波」行動の終結を宣言し、あいさつしました。筒井涼介実行委員らが、原爆落下中心地碑に献花。新婦人長崎支部のメンバーが折り鶴を捧げ、原爆が投下された午前11時2分に全員で黙とうしました。

 参加者は「二度と被爆者をつくらない 長崎の誓い」と書かれたタペストリーや「安倍総理は早急に核兵器禁止条約の批准を」「未来の社会に核兵器はいらない」などのメッセージカードをつなぎ合わせた横断幕を持ち、アピールしました。

 参加した宮ア和樹、直樹さんの双子の兄弟(19歳)は「原爆の惨禍を伝えていく人をもっと増やさないと、後世に残せなくなる。僕たちがもっと発信していくことが大事」「毎年、原爆がこの日に落ちたということを思い出し、決して忘れないようにしたい」とそれぞれに語りました。