県独自記事
「女の平和in長崎」 種苗法の学習会
 「女の平和in長崎」は20日、ながさき子ども食堂ネットワーク事務局の牧山大和さん(41)を招き、種苗法の学習会を長崎市で開きました。

 牧山氏は、遺伝子組み換え作物(GMO)が安全性に問題がありながら、アメリカ政府の政治的思惑から世界中に広がったと述べ、特に日本は、世界中で一番多くのGMOを承認しており、発泡酒や赤ちゃんの粉ミルクにまで含まれている実態を紹介しました。

 牧山氏は、種苗法が改定されれば、今まで地方の農民が優良な種を作ってきたが、それが禁止され、民間企業から高い値段で購入しなければならなくなると指摘。農民や食の安全が多国籍アグリ(農業)企業の犠牲になってしまうと語りました。

 講演後、参加者からの質問や感想が寄せられました。新婦人県本部の山下優子事務局長は「学校給食のパンからはグリホサートが検出されている。見学に行った諫早市の学校給食でも輸入小麦を使っていると聞いた。今日のことを若いお母さんたちに伝えて、一緒に食の安全について勉強していかなければ」と発言しました。