「しんぶん赤旗」2020/6/18
長崎市歴史民俗資料館 「戦時中のくらし展」
 戦時中の日用品などを集めた「戦時中のくらし展」が11日から長崎市歴史民俗資料館で開かれています。(8月16日まで)

 同展は市民から寄贈されたものを中心に約230点を展示。平和の尊さを考える機会にしてほしいと2007年から毎年開催しています。

 展示されている産衣は日・独・伊三国同盟を反映し、戦車、兵士などの図柄とともに、日本、イタリアの小旗と「かぎ十字」のナチス・ドイツの旗も描かれています。

 日本占領地切手・紙幣の切手には日の丸や日本軍兵士などが描かれ、紙幣には英語で「日本政府」と記されています。

 食料難のなか、食用野草の食べ方、薬効が記された「野生食用植物図説集」なども。

 同館の永松実学芸員は「実物を見ることで感じ取ってもらえることがあるのでは」と語りました。