「しんぶん赤旗」2020/4/27
民主団体が佐世保市長に新型コロナウイルス経済対策要望
 長崎県佐世保市の佐世保民主商工会、新日本婦人の会佐世保支部は27日、朝長則男市長宛てに、新型コロナウイルスに対する経済対策の抜本的拡充を申し入れしました。

 佐世保市では、感染拡大防止で、経営に影響を強く受けている市内の飲食店事業者に対して、1店舗につき20万円の給付を行うと発表。しかし、2019年12月末時点で市税の滞納がないことが支給対象者の条件となっています。

 申し入れでは「市内事業者の廃業・閉店を防止し、経営および雇用の維持・継続を支援します」との基本方針からすれば、「市税の滞納がないこと」との条件は削除すべきだと求めました。そのほか▽対象を理美容など他の業種にも広げること▽様々な固定費の負担を軽減する助成制度の実施―などを求めました。

 応対した観光商工部の井元保雅部長は「検討したい」と答えました。

 同席した日本共産党の小田徳顕市議は申し入れ後、「滞納している人ほど苦しんでいるのにそこに保障がないのはおかしい。線引きせずに給付すべき」と語りました。