「しんぶん赤旗」2020/10/20
長崎市で2回目「0円いちば」
 コロナ禍で厳しい生活を強いられている学生を支援しようと、日本民主青年同盟長崎県委員会は18日、長崎市内では2回目となる「学生応援!0円いちば」を実施しました。

 長崎大学近くの公民館で開催。今回も、日本共産党の支部や支援者が企画を支援し、お米や野菜、サツマイモ、手作り梅干しなどが準備されました。

 30人の学生が訪れ、どの学生も「とても満足です。ありがたい」と食材などを持ち帰りました。2年の男子大学生は「学費以外は親からの仕送りがない。コロナでバイトに入れない時期があって、食事をまともに取れないこともあった。本当にありがたいです。地域の方と交流を深められたのもよかった」と話しました。

 大学院1年で中国人留学生の男性は、故郷が中国・武漢の隣町だという理由で、バイト先で嫌がらせを受け、やめざるを得なかった経験を語り、「最近は生活が大変です。バイトは三件受けたが落ちて、今からも面接です」と不安そうに話しました。

 取り組みを知って、長崎大学環境科学部の戸田清教授が立ち寄り、「今の大学は学生寮が充実していないので、家賃が高く学生は大変です」とのべました。

 この日、前回アンケートに答えた女子大学生がスタッフとして参加しました。