「しんぶん赤旗」2020/6/13
長崎市写真団体合同展 多彩な作品を展示
 第47回長崎市写真団体合同展が9日から、同市の長崎県美術館で開かれています(14日まで)。同展は、毎年6月1日の「写真の日」を記念して、市内の写真クラブが集い合同で開催。今年は12団体、130点の作品が展示されています。

 そのうち、日本リアリズム写真集団(JRP)の作品は、被爆者の詩を朗読する女子高校生の姿を撮った「核兵器廃絶を」や長崎港に停泊中に新型コロナウイルスの集団感染が起こったクルーズ船の写真も。新婦人写真小組は、光と影が美しいモロッコの市場や女性3人がフラダンスでポーズを決めている「癒しの時間」などを出品しています。

 来場した女性(70)は「私も写真を撮るので、自分ならどう撮るかなと考えながらみています」と話しました。

 実行委員の黒ア晴生さん(JRP)は「47年間一度も休むことなく開催してきた合同展は、全国に例のない伝統ある展覧会です。今年はコロナ感染で、開催が危ぶまれましたが、なんとか開催することができ良かった」と語りました。