「しんぶん赤旗」2020/5/28
「ヒバクシャ国際署名」 4周年で記者会見
 2016年に提起され、4月で4周年となる「ヒバクシャ国際署名」に取り組んでいる「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」(県民の会)は27日、長崎市の長崎被災協会館で記者会見を開き、署名が48万1017人となり、50万人の目標(県内有権者のおよそ半分)まで残り1万8983人となったと報告しました。

 「県民の会」共同代表の田中重光・長崎被災協会長は「目標が見えるところまできた。9月のゴールに向かって足を踏み出さなければいけない」と訴えました。

 田中氏は、集まった署名の数と目標までの数を、被災協事務所の窓に張り出して毎週水曜日に署名数を更新し、「目標50万筆へカウントアップ」として、県民にアピールしていくと紹介。「県民の皆さんと一緒に達成していきたいという気持ち。被爆県として核兵器廃絶の思いを表していきたい」と語りました。

 「県民の会」事務局の大矢正人県原水協代表理事は、新たにベリーズが批准し、批准国が37カ国となった核兵器禁止条約にふれ、「50カ国批准まであと少し。ヒバクシャ署名は大きな力を持っており、県民の取り組みと世界の動きがつながっていくのでは」と話しました。

 「県民の会」では目標達成に向け、「ヒバクシャ国際署名」中央連絡会が進めるオンライン署名にも取り組むことが報告されました。