「しんぶん赤旗」2020/11/10
「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける「6・9」行動
 長崎県原水協は9日、長崎市の平和公園で6・9行動を行い、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。

 核兵器禁止条約の批准国が50カ国に達し、来年1月22日に条約の発効が確定してから初めての署名行動です。1時間で64人が署名しました。

 これまでコロナ禍で人通りもまばらだった平和公園には、観光客や修学旅行生が戻り始めています。メンバーは「歓迎 批准50カ国 核兵器禁止条約発効へ」と書かれた横断幕を掲げ、禁止条約発効の喜びを伝えながら、署名への協力を呼びかけました。

 修学旅行で横浜から来た高校2年の男子生徒4人が全員署名に応じました。原爆資料館も訪れたと話し、真剣な顔で「ここで本当に(原爆投下が)あったんだ」「命の尊さを感じる」「今と過去の違いを見せつけられた」「心に迫るものがある」と口々に語りました。

 家族と東京都から来た女性(38)は「二度とあってはならないし、日本しか経験がないことで、唯一の被爆国として世界をリードするべき」と署名をしました。