「しんぶん赤旗」2020/4/9
浦上天主堂の「永井千本桜」が満開 平和の思いを伝え続ける
              
             

 長崎市の浦上天主堂の「永井千本桜」が満開です。この桜は、自らも原爆で被爆しながら被災者の救護活動に力を尽くした永井隆氏(医学博士)が、廃虚と化した浦上の街を桜の花で埋め尽くしたいと、自らの著書の印税でソメイヨシノの苗木約1200本を購入したもの。1948年に教会や学校、道路沿いに住民の協力で植樹しました。

 72年を経て、原木は20本ほどしか残っていないということですが、今も永井博士の平和への思いを伝え続けています。