「しんぶん赤旗」2020/7/12
長崎盲ろう者友の会・あかり 党県委員会を事務局長が訪問
 目が見えず、耳も聞こえない盲ろう者の要望が、本紙の取材をきっかけに国に届けられ、「長崎盲ろう者友の会・あかり」の古川竜一郎事務局長=佐世保市=らから喜びの声が日本共産党に寄せられています。

 記事は6月18日付で「コロナ禍での盲ろう者の不安な生活実態」を取り上げたもの。その際、「コロナ関連の情報が、盲ろう者に確実に届くよう国や行政は取り組んでほしい」などの声が出されました。

 日本共産党の田村貴昭衆院議員は、党長崎県委員会から具体的内容を聞き、早速この問題をとりあげ、国に要望書を提出。佐世保市は「特別定額給付金については、全世帯に申請書を送付後、福祉部局が要配慮者と登録している人で申請がされていない人に、戸別訪問などで周知していく予定」と回答しました。

 5日、古川事務局長と事務局の上田憲三さんが、同会の古川幸枝会長の手紙を持参し、党県委員会を訪問。手紙には「私たちは要望したいことがたくさんありますが、どんな風にお願いしたら良いのかわかりません。そんななか、国に盲ろう者が困っていることをお伝えいただき、本当にありがとうございました」と記されていました。

 山下満昭委員長は「行政は、国民や市民に何かを知らせようとする時、ネットがない人や障害がある方などに、どう伝えるかをまず考え具体化することが大事だと思います」とこたえ、今後の協力を確認しました。