「しんぶん赤旗」2020/7/4
まじま省三衆院比例候補 石木ダム工事現場を激励
 日本共産党のまじま省三衆院九州・沖縄ブロック比例候補は2日、長崎県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダムの付け替え道路の工事現場に駆け付け、座り込みを続ける地元住民や支援者らを激励しました。山下満昭県委員長が同行しました。

 現場では炎天下、30人以上が抗議行動を続けています。工事を急ぐ県は、現場近くに休憩のため設置したイスやテーブルを撤去するよう求め、それを拒む住民との間で緊迫した局面を迎えています。

 参加者へのあいさつでまじま氏は、かつて国会で国交相に「住民らの故郷を奪う権利があなた方にあるのか」とただしたことを紹介。「大臣は最後まで答えることができなかったが、一番根本の問題」と語り、「コロナ禍のなか、不要なダム建設に税金を使っている場合ではない。わたしもみなさんと一緒に頑張っていきたい」と訴えると大きな拍手とともに、「よろしく」の声がかかりました。

 まじま氏は、地元住民の炭谷猛・川棚町議から現場の状況について話を聞き、他の住民からは、ダム事業の本質を明らかにしてがんばってほしいと期待の声が寄せられました。

 佐世保市から週に1度、抗議行動に参加しているという男性(53)は「毎日の抗議行動が、ダムの本体工事着手を押しとどめています。世論を高めていけば行政代執行はできるわけがない」と語りました。