「しんぶん赤旗」2020/4/5
『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」がつどい
  「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は4日、原爆落下中心地碑(長崎市)の前で「みんなで語ろう国際署名のつどい」を開きました。

2016年4月にスタートした「ヒバクシャ国際署名」。同年9月に発足した「県民の会」の目標は今年9月までに50万人(県内有権者の約半数)です。現在、47万6867人と、目標達成まであと一息です。

朝長万左男・県民の会共同代表は「核保有国や同盟国には、核兵器がないと世界の平和は保てないとの考えがあるが、核兵器禁止条約によってそれを覆すことができるかもしれない」と強調。「引き続き運動を続け、目標達成まで頑張りましょう」と挨拶しました。

 原爆投下時刻の11時2分に全員で黙祷。署名を推進している5団体の代表が決意を語りました。長崎民医連の川尻瑠美さんは「軍事費にどれだけお金を注ぎ込んでもウィルス一つで人の命が脅かされる。軍事費で命は救えない。署名行動が、『命を救うものは何なのか』と考えるきっかけにできれば」と話しました。

 つどいでは緊急アピールを採択し、田中重光・県民の会共同代表が「核兵器禁止条約に背を向け続けている日本政府の態度を改めさせ、署名50万の目標を大きくオーバーするような運動を続けていきましょう」と閉会の挨拶をしました。

 田上富久市長がメッセージを寄せました。