「しんぶん赤旗」2020/6/28
ヒバクシャ国際署名 長崎県民の会が署名行動
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は26日、長崎市内の繁華街で署名活動をしました。同会としての目標50万人まであと1万7441人となり、同会のメンバーは、最終集約の9月18日までに目標を達成しようと意気込んでいます。

 長崎被災協の田中重光会長を先頭に22人が参加。「被爆75年 人類と地球の未来のために ご協力ください」などと書かれた横断幕を掲げ、署名への協力を訴えました。

 85歳の女性は「コロナで世界中が大変なことになっているのに、この上核兵器まで。なにかあれば大ごと。小さい子どもたちが将来を安らかに過ごしてほしい。このままでは先が思いやられる」とサインしました。

 高校2年の男子生徒5人が次々署名。その内の一人は、黒人差別に抗議するデモが世界中に広がっていることにふれ、「自分にとって黒人差別はありえないこと。核廃絶も世界平和のために必要」と語りました。

 行動終了後、田中会長は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で3カ月ぶりの署名行動でしたが、多くの人が関心を示してくれた。必ず被爆地としての目標を達成するまで、みんなで頑張っていきましょう」とあいさつしました。

 1時間で244人が署名をしました。