「しんぶん赤旗」2020/9/27
ヒバクシャ国際署名の50万人突破感謝のつどい
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」(県民の会)は26日、長崎市の爆心地公園でヒバクシャ国際署名の目標50万人を突破した感謝のつどいを開きました。約100人が参加しました。

 会場には、県民の会発足当初から呼びかけ人として尽力した被爆者団体の代表で、谷口稜曄(すみてる)さんら故人となった4人の顔写真が並んだ横断幕が掲げられました。

 県民の会共同代表で長崎県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長があいさつし「毎月26日の署名活動は50回に達し、県内全ての市町村に広がる運動になった」と報告。亡くなった4人の代表の名前を呼びその功績をたたえ、「一緒に祝っていただきたい」と呼びかけました。

 長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一会長は「核兵器禁止条約に核廃絶を託したい。これからもみなさんと一緒にがんばっていきたい」と決意を語りました。

 原爆が投下された11時2分に全員で黙とうした後、被爆者が次々と思いを語りました。集会では「核兵器のない世界の実現に向けてさらなる努力を続けていく決意です」との声明を採択しました。

 共同代表で長崎被災協の田中重光会長は「政府に核兵器禁止条約への参加を迫ろう。参加しないのならば、禁止条約に参加する政府をつくろうではありませんか」と訴えました。