「しんぶん赤旗」2020/3/29
ヒバクシャ国際署名をすすめる長崎県民の会 署名行動
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は26日、長崎市内の繁華街で署名活動をしました。新型コロナウイルス感染拡大を受けての政府の自粛要請の影響か、普段より人通りが少ない中、1時間で119人が署名をしました。

 被爆者をはじめメンバー13人が「核廃絶の署名です。国連に届けます」と道行く人に協力を呼びかけました。26歳の男性は「ニュースで見て知っていました。みなさんが、気持ちをひとつに街頭で活動していて、すごいことだと思う」とペンを走らせました。

 母親が体内被爆者という女性(44)は「原爆関係のドキュメンタリー番組を九州だけでなく、もっと日本全国に流してほしい。知らない人が多すぎる。日本全体の問題として長崎・広島の実情を知ってもらいたい」と署名をしました。

 幼い子ども4人を連れた女性は「書きたいと思っていた」とサインし、子どもの「原爆ってなあに」との問いに「原爆が落ちるといっぱい人が死ぬのよ。アメリカはたくさん原爆を持っているから、なくしてほしいと署名を書いたのよ」と話して聞かせていました。