「しんぶん赤旗」2020/2/29
長崎市で「桜を見る会」問題の徹底究明など抗議集会
 「言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会」、「憲法改悪阻止長崎県共同センター」など3団体は27日、長崎市内で「桜を見る会」問題の徹底究明と黒川弘務東京高検検事長の定年延長撤回を求める緊急抗議集会を開き、約90人が参加しました。

 「長崎市民の会」の南輝久代表は、「しんぶん赤旗日曜版」3月1日付のスクープを紹介。「『桜を見る会』に参加していた悪質マルチ企業代表が、安倍昭恵氏の事業に資金提供していたことがわかった。名簿を国会に出さないのはこのためだ。我々の血税をなんと思っているのか」と怒りをあらわにしました。

 「戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会」の舟越耿一代表は、検事長の定年延長について、「『桜を見る会』を究明すれば、安倍首相はアウトになるに決まっている。そうなる前に手を打っておこうとの作戦だ。司法権まで傘下に収めようとしている」と指摘しました。

 新婦人県本部の西本寛子会長は、安倍政権が全国424の公立病院などに再編・統合の要請をしていることに言及。「コロナウィルスが世界的規模で流行している時に、日本では検査するにも人手や病院が足りない、受け入れられない。そのうえ公立病院を減らしてどうするつもりなのか」と批判しました。

 集会では、立ち止まり聞き入る人、拍手や手を振る人もいて、市民の共感を呼びました。