「しんぶん赤旗」2020/5/16
検察庁法改悪案の撤回を求める長崎市民集会
 検察庁法改定案を撤回するよう求めて14日、長崎市の鉄橋(てつばし)で市民団体が「長崎市民集会」を開きました。「憲法改悪阻止長崎県共同センター」「言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会」など3団体が呼びかけたもの。

 参加者は横断幕と「何でもあり独裁政治だ」「保身狙った火事場泥棒」などのプラカードを掲げアピールしました。

 各団体から発言があり、「戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会」の川野浩一さんは「法案が通れば検察が時の政権に忠誠を誓うことが想定される。まさに民主主義の破壊、憲法は一気に死滅してしまう」と訴えました。

 国民民主党、立憲民主党、社民党代表が発言。日本共産党の堀江ひとみ県副委員長(県議)は「コロナ感染で大変な状況のもと、なぜ急いでやるのか。定年延長した黒川弘務検事長に様々な疑惑から安倍首相を守ってもらうためと言われても仕方がない」と指摘。「強行採決を絶対に許してはならない。今こそ声を上げよう」と呼びかけました。

 通りかかりじっと聞いていた女性(44)は「今話題の問題なので詳しく知りたくて。法案改正は今やることじゃないと感じた」と話しました。