「しんぶん赤旗」2020/6/9
長崎県労連 電話相談会
 長崎県労連が取り組んだ電話相談会では、労組役員や弁護士が相談に応じました。

 新型コロナウイルスの影響で、3月から客足が途絶え休業となった焼肉チェーン店を4月に解雇された男性(53)から「契約満了は10月まで、満了までの賃金を払ってほしいが」との相談がありました。相談員は、労働組合に加入し団体交渉を申し入れる方法や、労働審判の申し立てなど、様々な解決法を伝え、ていねいに対応しました。

 同じくコロナ関連で解雇された労働者から、「1人でも入れる労働組合を紹介してほしい」という相談もありました。

 相談にあたった月川俊雄労働相談員は「状況が深刻になってからの相談が多い。早めに相談をしてもらえれば」と述べ、魚住昭三弁護士は、今後も相談が増えていくとして「常に相談できる体制を作っておくことが望ましい」と語りました。