「しんぶん赤旗」2020/7/10
ヒバクシャ署名をすすめる長崎県民の会 禁止条約採択3周年で献花
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は9日、核兵器禁止条約採択3周年を記念し、長崎市の爆心地公園で原爆犠牲者への慰霊の黙とうと献花をしました。

 7日に予定されていた条約採択3周年記念の「PEACEWAVE2020―INながさき―」が豪雨で中止となったため、取り組まれたものです。

 12人が参加。降りしきる雨のなか全員で黙とうし、県民の会の田中重光・共同代表(長崎被災協会長)が、原爆死没者名簿が納められた原子爆弾落下中心地碑に花をささげました。

 田上富久市長が「被爆75年の節目の年に、核兵器のない世界へと全力で取り組んでいく所存です」とのメッセージを寄せ、県民の会の朝長万左男・共同代表(県被爆者手帳友の会会長)は、核兵器禁止条約の批准国が39カ国になったことにふれ、「まもなく発効するのは間違いない」と力を込めました。

 終了後、田中代表は「ヒバクシャ署名は、目標の50万人まであと1万7037人となり、胸突き八丁にさしかかっている。もう一回り運動を広げて目標達成したい」と決意を語りました。