「しんぶん赤旗」2020/4/15
日本共産党長崎県委員会が県労連、県民医連と懇談
 日本共産党長崎県委員会の山下満昭委員長と堀江ひとみ県議は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、長崎県労連、長崎民医連の両団体と9、の両日懇談し、実情を聞きました。

 県労連では「宴会場の8割がキャンセルされ生活が苦しい」(代パート女性)などコロナ関連で5件の相談が寄せられていることが紹介されました。

 長崎民医連では、山口喜久雄事務局長が、①患者への感染拡大をふせぐ②職員を守る③事業の継続の3点を目標にコロナ対策本部を立ち上げ取り組んでいると報告。感染に対する不安などから病院、診療所の受診患者数は減少。介護事業所の利用者も減っており、経営にも影響がでていることなどが語られました。

 「戸町ふくし村」の相良陽二事務長は、1カ所で感染者が発生したら、周辺の事業所にも利用制限が出て、地域の生活が支えられなくなると指摘。「地域を支える仕組みをどうやって作っていくのか。行政として一定の指針を出してほしい」と語りました。

 山下委員長は「命を救うところに思い切って措置をしていかないと生活の根底が壊れてしまう。抜本的な国の財政支援が必要だ」と話しました。