「しんぶん赤旗」2020/6/17
県原水協・定期総会 今年はオンラインで
 原水爆禁止長崎県協議会は13日、2020年度定期総会をZoomを使って開催しました。加盟団体と地域原水協の代表らをはじめ、日本原水協の安井正和事務局長が参加しました。

 長崎被災協の田中重光会長があいさつし、「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」の署名が50万人目標まで残り約1万7000人に迫ってきていると述べ、「私たち被爆者は最後の力を振り絞って皆さんと一緒に頑張っていきたい」と語りました。

 安井氏は、今年のオンラインでの原水爆禁止世界大会の意義について語り、世界大会期間中(8月6〜9日)の「平和の波」行動について報告しました。

 総会では大矢正人代表理事が、昨年のローマ教皇の広島・長崎での平和のメッセージの発信にふれ、「日本カトリック司教協議会」が安倍晋三内閣総理大臣宛に「核兵器禁止条約への署名及び批准を要請する」との要望書を提出したことを紹介しました。

 各団体参加者からコロナ禍のもと、工夫した取り組みの様子が報告されました。長崎民医連の川尻瑠美さんは、例年は平和行進に職員ら約50人が参加していたが、今年は、それぞれが平和を思い歩いた歩数を合計し、広島を目指そうという「お家で平和行進』を企画していると発言。世界大会までに署名目標を達成しようとの声も上がりました。