「しんぶん赤旗」2020/2/15
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」 署名行動
 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」に誘致を狙うカジノをめぐり、誘致に反対する「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は13日、長崎市内で署名と宣伝に取り組みました。「がんばって」と声をかける人やかけよって署名をする人など、1時間で101人が署名しました。

 新日本婦人の会県本部の山下優子事務局長は「カジノには反社会的勢力が必ずついてきます。反社会的勢力がはびこる長崎で子育てできるでしょうか。知事の暴挙のおかげで長崎県民の生活は壊されてしまいます」と訴えました。

 自らもギャンブル依存症で当事者の会に通っているという男性(37)は署名をし、「テレビなどで簡単に依存症対策というが、人格が変わり、うつや自殺未遂など一生たたかわないといけない。親にも迷惑をかけた。自分もいったん克服したが2回失敗している。長崎にカジノなど許せないという思いだ」と切実な状況を語りました。

 通りがかった70代の女性は、自分も発言したいと飛び入りでマイクを握り、「カジノが堂々とこの国で行われることになれば、この国はガラッと変わってしまう。なんとしてもやめさせましょう」と呼びかけました。