「しんぶん赤旗」2020/10/14
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」 署名行動
 長崎県と佐世保市が同市のテーマパーク「ハウステンボス」にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を狙う問題で、誘致に反対する「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は10日、諫早市内のアーケード街で署名・宣伝行動に取り組みました。

 カジノ汚職事件や新型コロナウイルス感染拡大でIR事業が行き詰まりをみせるなか、菅政権同様、IR誘致に固執する県や同市に批判の声が寄せられました。

 メンバーは「ハウステンボスにカジノ!いらんばい」「カジノ利権汚職の真相究明を」などと書かれた横断幕やのぼり旗を掲げ、「コロナ禍のもと、カジノ事業は成り立たなくなっている。しかし、県や同市は、単年度数億円の税金を使って誘致を進めています。カジノは賭博です。賭博に県民の税金をつぎ込むなど許されません」などと訴えました。

 訴えを聞いていた女性(27)は署名し、「IR誘致などしたら税金が無駄になるかもしれない」と憤ります。韓国のカジノ・カンウォンランドに行ったことがある男性(61)は「街の雰囲気が暗くとても怖かった」と語り、署名しました。