「しんぶん赤旗」2020/10/27
長崎市で核兵器禁止条約発効までのカウントダウンボード点灯式
 核兵器禁止条約の批准国が50カ国・地域に到達したことを受け、長崎市役所前に発効までの日数を表示したカウントダウンボードが設置され、26日に点灯式が行われました。

 市長や被爆者、高校生が点灯ボタンを押すと、禁止条約が発効する来年1月22日までの日数「88」が浮かび上がりました。参加者から歓声が上がり、発効に向けてのカウンドダウンが始まりました。

 これに先立って式典が開催され、あいさつに立った田上富久市長は「50カ国達成の源流をつくってくれたのは被爆者のみなさん。実現不可能ではといわれた条約だが、諦めない人たちの力によって、みんなで力を合わせようと言い続けた人たちの力によって今日この日を迎えることができた」と強調しました。

 第23代高校生平和大使の4人が登壇。高校2年の大隈ゆうかさんは「禁止条約は、被爆者の長年の思いが詰まった大切な条約であると同時に、若者がこれから活動を続けていく中で原動力になる条約」だと述べ、「同世代の若者とともに核兵器廃絶の運動を広げていきたい」と決意を語りました。

 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」の朝長万左男共同代表と井上重久市議会議長もあいさつし、日本共産党から内田隆英市議が出席しました。