「しんぶん赤旗」2020/7/31
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が総会
 「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は26日、2020年度総会を開催しました。約30人が参加しました。

 長尾充大弁護士が、「ギャンブルによる自己破産等の事例について」と題して講演。「ギャンブル依存症になると、自己破産などいきつくところまでいかないとやめられない」と指摘し、具体的事例を交えその実態を語りました。

 佐世保市の「カジノ誘致問題を考える市民の会」の宮本美智子さんと牛島万紀子さんは、韓国国内で唯一、韓国人が利用できるカジノ「カンウォンランド」を視察した内容を紹介。

「これまで2400人の自殺者が出て、青少年の犯罪は3倍に増えている。小学校は郊外へ移転し、人口は7万人から1万人に減少。カジノにかかわっている人だけしか残っていない」と話しました。

 同会呼びかけ人で長崎県保険医協会の本田孝也会長は「カジノに回すお金があれば、コロナで経済的に苦しんでいる国民の生活に回してほしい。カジノの息の根を止めたい」とあいさつ。同じく呼びかけ人で長崎原爆病院の朝長万左男名誉院長は「コロナ禍でカジノに逆風が吹いている。カジノを止める追い風になれば。カジノ誘致をどうしたら止められるか知事に直接訴えたい」と語りました。

 中村法道知事あての要請書を採択しました。