「しんぶん赤旗」2020/6/13
ながさき平和委員会・ジュゴンアクション
 沖縄・辺野古の米軍新基地建設の工事再開が強行されようとする中、「ながさき平和委員会」は11日、長崎市の繁華街で、基地建設中止を求める「ジュゴンアクション」に取り組みました。

 メンバーは「沖縄県民の声を無視するな!」「STOP!辺野古への土砂投入」の横断幕を持ち、署名の協力者にはジュゴンのメッセージが入ったマスクをプレゼントしました。

 署名をした女性(60)は「国がひどいと思う。次世代の子どもたちが民主主義の中で生きていけなくなったらかわいそう」と語りました。

 学校帰りの高校生11人が次々と立ち寄り、上映中の基地にまつわる動画を見ながら「工事はどれくらい進んでいるのですか」など様々な質問を寄せました。「基地建設のための事業費は総額約2兆4千億円かかり、すべて国民の税金です」と説明すると「米軍の基地を僕たちの税金でつくるんですか」と驚いていました。

 全員が署名し「沖縄といったら海のイメージ。その海を戦争のために使うのはダメ」「県民の声をもっと聞いてほしい。話し合いが大事」と語りました。

 高校生らはジュゴンをかたどった折り紙に「長崎から応援しています」「基地なんて絶対いらない」などと書き込みメッセージボードに張り出しました。