「しんぶん赤旗」2020/10/10
リアリズム写真集団長崎支部 54回写真展
 リアリズム写真集団(JRP)長崎支部の第54回写真展が6日から、長崎市の県美術館で開催されています。12日まで

 8人の作品、102点を展示。西嶋満さんの「コロナに備える」は、医療従事者が新型コロナウイルス感染防止の透明なケースを使い、人形で気管挿管の練習をしているところを撮影しています。

 黒ア晴生さんは「核兵器廃絶を ヒバクシャ国際署名50万筆突破」と題した作品を展示。2016年4月の「ヒバクシャ国際署名」の開始から今年9月26日の「50万筆突破感謝のつどい」までの4年間の被爆者らの活動を記録しています。

 被爆75年の今年、JRPのメンバーが、50年前に出版した被爆者を撮影した写真集『長崎の証言』を復刊。掲載された写真52点も展示しています。

 来場した女性(43)は「写真は、忘れてはいけないことを鮮明に思い出させてくれます。力強くて心にしみました」と語りました。