「しんぶん赤旗」2020/11/1
「いしきを学ぶ会」 宣伝行動
 長崎県と佐世保市が川棚町に建設しようとしている石木ダム事業に反対する「いしきを学ぶ会」は10月31日、長崎市のアーケード街入口の鉄橋(てつばし)で署名・宣伝行動に取り組みました。

 石木ダムを巡っては、ダムが完成すれば水没してしまう県道の付け替え道路の工事現場で、立ち退きを拒む地元住民や支援者らが連日、抗議の座り込みを続けています。

 行動には約20人が参加。建設予定地に生息する貴重な生き物のイラストを描いた横断幕や、石木ダム建設反対ののぼり旗やプラカードを掲げ、アピールしました。

 「いしきを学ぶ会」の森下浩史さんが、石木ダム建設の目的の一つ佐世保市の水の確保について具体的な数字を示して説明し「今でも十分に水は足りており、ダムは必要ない」と訴えました。

 ビラを受け取った女性(20)は「地元の人を追い出してまでダムを造ろうとする県の対応に疑問を感じます」と話しました。

 地元住民との交流を続けてきた衆院長崎1区の安江あや子候補が駆けつけ「人の心を踏みにじり家も土地も奪う、そんなダム建設強行は許せません。石木ダムのことを知って下さい。一緒に声を上げて下さい」と呼びかけました。

 「応援しています」と川棚町の隣町、波佐見町の女性(72)からお茶の差し入れがありました。