「しんぶん赤旗」2020/10/2
核禁条約の見解示せ 被爆5団体・首相に要望書
 長崎の被爆5団体は9月29日、菅義偉首相に核兵器禁止条約の署名・批准などについての見解を示すよう求める要望書を送付しました。

 要望書では、禁止条約への参加を求めてきましたが、前首相は世界で唯一の戦争被爆国の総理としての核廃絶への熱意を感じられなかったと指摘し、条約発効がみえてきた現在、日本の果たすべき役割について見解を求めています。

 広島の「黒い雨」訴訟の控訴取り下げや菅首相の原爆資料館訪問を求めています。

 要望書は、8月9日に安倍前首相に提出しましたが、新首相に交代したため改めて菅首相に送付しました。

 長崎原爆遺族会、長崎県被爆者手帳友の会、長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会、長崎県被爆者手帳友愛会、長崎原爆被災者協議会の5団体の代表が名前を連ねています。